をまちながらの日々

演劇ユニット「をまちながら」公式ブログ

をまち朗読 ふりかえり7

「をまち朗読」7回目、いかだったでしょうか。

ある意味、閉ざされた2人の生活の中に、「私」とは違う立場で節子のことを真に想っている義父の訪問がありました。やはり外部の人間が入ってくるとまた違った側面が見えて面白いです。

「春」の章でもそうでしたが、義父と「私」の互いに切実な想いがありつつも、ちぐはぐなやり取りは、どこか可笑しくこの小説の中での救いに感じます。病状悪化して~等の緊張感のある場面も、小説本文にも書かれている通り、2人の生活の中での大きなアクセントになり、この静かな物語を読む上でも1つのアクセントになるのが興味深いです。

 

8回目の朗読配信は「風立ちぬ」の章の5つ目。

「私」が仕事を再開することを決意します。物語の新たな部へつながる大事な場面です。下記リンクよりお聴き下さい。

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