をまちながらの日々

演劇ユニット「をまちながら」公式ブログ

をまち朗読 ふりかえり8

振り返りは8回目となり、物語も後半部に入っています。

風景の描写がほとんどなかったため、スムーズに読むことが出来ました。

慣れの問題なのか、風景の描写と比べて遙かに人の心理が掴みやすいです。

風景と人物の心理状態が重なっていたり、対比として使われていたりする、このような作品に触れることは、とても勉強になります。

厳しい現実を前にして、自分の信じている幸福が揺らぎはじめてきた「私」は、それを確かなものとして形にするために、節子のことを小説に書こうと決心しました。

厳しい現実をさらに深堀りして心に留める、創作者としてはまたとない絶好の機会とも言えますが、恐ろしく苦しい選択です。2人でつくりあげていく幸福はどうなっていくのでしょうか。

 

次はついに長かった「風立ちぬ」の章の最後です。

下のリンクからお聴き下さい。

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