をまち朗読 ふりかえり5
「をまち朗読」振り返りも5回目となりました。
読み方は、段々、安定してきた気がしています。
これは「語り手としての私」の在り方が、決まってきたことが大きいと感じます。
他のバランスはまだ探り探りです。
最近は、「現在進行形の私」について、少し能天気過ぎるか? など、いま起こっていることへの理解加減を探りつつ読んでいます。
また、表現に生っぽさを入れようとすると、読み手である清水の性質が前面に出過ぎるので違うものになりそうで難しいです。
逆に、これは自分の表現だと割り切っているところもあります。
正解のないことに頭を悩ませつつ、進歩していければ!
サナトリウムでの愛の生活の中、死と向き合うことでより深く日々の喜びを感じることが出来る、と考え、2人の限られた時間をより幸福に過ごそうとする「私」は、夢想に惚けていたことを思い知らされました。
考えてみれば新婚生活のはじまりですから、無理もない気がします。
続く6回目の配信は「風立ちぬ」の章の3つ目。
「私」は、同じサナトリウムの患者の死を身近に感じ、死をより近く意識するようになります。
下のリンクより、お聴き下さい。